生きていればいい、という子育て
子どもが犠牲になる悲しい事件があるたびに、思うことがあります。
生きていればいい。子どもに伝えたいのは、ほんとうにそれだけ。
子どもへの期待があまりないかもしれない
息子が3歳に近づいた頃から、周りでは習い事の話題が出るようになりました。英語はやっておきたいし、楽器も何かひとつ。スイミングは必須。
すごいなー、なんて傍観してたら、「産休中だけでもスイミング行くっていうのもいいんじゃない?」と保育園が一緒のママさんに言われ、はっと気づきました。確かに今なら平日でも行ける。区のプログラムに応募したら当たったので、うちもスイミングに通い始めました。
逆に「習い事はさせたくない」というママもいます。家族の時間をたくさん持ちたいから、と。それもアリだと思います。
自分はそこまで「何かやらせたい、やらせたくない」がないんですよね。子どもがやりたいと言えば、やらせたいとは思うけれど。
あまり期待がないかもしれない。
勉強しなさい、と言わないつもりだけど
幸い、息子は勉強は好きそうです。文字を早くに覚えて、自分で本を読んでいます。親が本を読むのが好きだからかな。
私自身は宿題をろくにやらなかったので、学校に入っても勉強やれ、宿題やれ、とは言わないような気がします。自分でやりたかったらやればいい。
でも、学校から注意されるのかな。「お母さん、ちゃんと家でも勉強させてください」なんて。そう言われたら、やっぱりソワソワしちゃうんだろう、私。
生きていれば、それでいい
そんな風に迷ったりしていますが、子どもに伝えたいことは一つだけ。
生きていること。
私は20歳になるまで、ずっと死ぬことばかり考えていました。今はとても幸せですが、あの時に死んでたとしても、それほど惜しくはなかったかもしれない。
なので矛盾してるのですが、息子と娘には絶対生きていて欲しいです。
生きていれば、選べる。何かがあって、すべてに絶望した時でも、生きていれば、いつか選べる。
息子に注意するのは、命に関わること。それ以外はとりあえず、何でもいいです。息子は勝手に色んなことを学んで成長するでしょう。
私は息子の幸せは分からない。息子は自分の幸せを知っているはず。生きていれば、選べる。
子育てについて周りに色んなことを言われると不安になることもあります。あんまりちゃんと子どものこと考えられてないのかな、なんて。
自分自身に言い聞かせる意味でも、「生きていればいい」を軸にして、子育てしていきたいです。