Never stop moving〜フルタイムワーママの日々〜

子育てしててもキャリアは諦めたくない。でも体力ないし、面倒くさがり。シンプルライフをベースに日々の工夫や思いを記録します。

人の目を気にせずサボると効率は上がる

もともと体力がない方です。子育てが始まり、ますます体力の無駄遣いができなくなってきました。


そこで、仕事中に思い切ってサボってみたら、効率が高まったという話です。

人の目から見た自分を意識していた


「その場で最も一生懸命な人でありたい」という思いがありました。仕事中はいつも全力で。


隙を見せてはいけない。
指摘されるのが我慢ならない。


しかし、私の仕事はデスクに向かっている時間が大部分です。ひたすらアウトプットし続けるのはキツイです。残業しなかったとしても、1日の終わりにはフラフラになります。


会議や外出があれば違うんだろうと思います。取材して書いていた時は、長時間でも割と大丈夫でした。取材先に行くまでや、会議が始まる前など、気を抜ける時間があったからです。


人間は同じことに集中し続けるのは限度があります。分かっていても、手を抜いているように見られるのが嫌で、頑張り続ける自分をアピールしていました。


人の目から見る自分を意識して、追い込んでいました。


手を抜くことを自分に許す


私の仕事は繁閑の差が激しい仕事でもありました。でも手を抜いていると指摘されるのを恐れて、暇な時でも一生懸命仕事をしている振りをしていました。


それがだんだん辛く、耐えられなくなってきました。


家に帰ってからは全力で家事を回さなければなりません。仕事で力を使い尽くすことはできないのです。


暇な時はもっとのんびりしよう、と決めました。


コンビニでお菓子を買ってきて食べたり、同僚とおしゃべりしたり、ストレッチしたり。他の人から見ても、「今は暇なんだな」というのが分かるくらいにしました。


小心者の私はドキドキしていましたが、「誰かに指摘されたら考えよう」と、覚悟を決めてのんびりしました。


楽しく仕事ができて、効率も上がった


のんびりできる時にのんびりするようになったら、楽しくなってきました。今まで話しかけてくれなかった人が話しかけてきたりして、コミュニケーションが増えました。


また、いざという時に力が使えるので、仕事を効率的にこなしている実感も湧きました。仕事が早く片付くので、繁忙期も結構のんびりしていたと思います。


そんな風にしていたら、評価面談の時に、かなり高い評価をしてもらえたのです。評価が落ちてもいいや、と思っていたので、びっくりです。


実際は誰も文句は言わなかった


自分では、サボることはものすごい罪悪感でした。しかし、それを指摘する人は誰もいませんでした。


むしろ評価が上がったのですから、周りへの貢献度としては高まった可能性があります。


一体何と戦っていたんだろう、と思いました。架空の他人に評価してもらうために、一生懸命な振りをして無駄に辛くなっていたのです。


ポモドーロテクニックも参考に


そんな時に「ポモドーロテクニック」という手法を知りました。タスクを短い時間単位に分割して取り組み、間に短い休憩をはさむというものです。


そうすると脳を短時間に集中させることができ、効率が高まるそうです。さらに続けていくと、注意力や集中力が高まるそうです。


これを知った時、仕事中にサボるお墨付きをもらった気がしました。


具体的には、25分の作業と5分の休憩を繰り返し、それを4回繰り返したら長めに休憩します。本当はストップウォッチなどで管理するのですが、私はゆるくやっていました。


時間という枠を与えるのは大事です。脳が活性化しているのを感じます。また、休憩の5分でストレッチなどをすることで、腰痛予防にもなります。


実は同僚がエコノミー症候群で入院しました。飛行機以外でも起こるんですね。デスクにずっと座っていたことで、血栓ができやすくなり、それが心臓近くの血管で詰まったらしいです。


健康面で考えれば、サボりながらも立ち上がって動くことを意識すると良さそうです。