アラフォー世代がつかめなかった働き方
私は新卒で思うような会社に就職できませんでした。
転職が常に良い方に働いたので、何とかなりましたが、そうでない場合もありますよね。
今のアラフォー世代は悲し過ぎるほど不遇な世代
今のアラフォーが新卒の時は不況真っ只中。私も倒産しかけの小さな会社にやっと就職できた状態でした。
正社員になれずにキャリアが積めていない人が多いらしいです。転職した人も多く、会社にいても上の世代がつかえて出世できない。結果としてアラフォー世代だけが給料が下がっているとのこと。
アラフォークライシスという言葉が胸に響きます。
何だかどんよりしてしまいますね。生まれた時代の違いで、ここまでの格差になるとは。
アラフォーが大学生の時に何をしていたか
さらに遡って、大学生の時に何をしていたか。私は就職のことなんて考えずに遊んでいました。
私なりにダンスには打ち込んでおり、そこで社会人としての礼儀や心構えを学びましたが、もちろん就職を見据えた活動ではありません。
もし今私が大学生に戻ったら、またダンスに打ち込むと思います。でも、就職についても、もう少し考えるのではないでしょうか。
実は今まで、大学生は好きなことをすれば良いとだけ考えていました。ただ、アラフォークライシスの記事を読んでからは、この認識を改める必要があるなと思いました。
学生時代は働くためのスキルを養う期間
自分の子ども、あるいは学生さんに「大学生時代をどのように過ごしたらいいですか?」と聞かれたとしたら、今までは「好きなことをやればいいんだよ」とだけ答えたと思います。
私の会社は学生のインターンを受け入れていますが、学生時代の夏休みをインターンとして過ごすなんて、就職のことばっかり考えて面白みがない、なんてことまで思っていました。
好きなことをやった方がいいという気持ちは今もあります。でも、学生時代は働くためのスキルを養う期間。原点はそこなんです。
だから、もっともっと将来について考えていい。なりたい自分を、分からないなりに模索した方がいい。自分は何が得意なのか、どういう人といるのが心地よいのか、何に燃えるのか、たくさん試して欲しい。
インターンはたしかに良い経験ですよね。自分が心からやりたいと思える仕事なら、ワクワクできます。
学生時代に得た仕事観は今でも心にある
もちろん、インターンだけが選択肢ではありません。何をしても、将来につなげることはできます。
私の場合、大学生の時にダンスの舞台をたくさん経験させてもらいました。そして、その世界では一流と呼ばれる人々の働きぶりを垣間見ることができました。
ダンサーや歌手、照明、衣装、音楽、などなど。世界で活躍している方もいました。
こんな風に、自分の仕事にプライドを持って働きたい。高い能力をお互いに尊重しながらも、自分がプロとして譲れないところはしっかり主張する。こんな関係性の中で働きたい。
その仕事観は今でも心の中にあります。
ダンスに打ち込んでいた頃は就職についての意識は低かったものの、ダンスの舞台の経験があったからこそ今まで働けています。
どこにいても、何かを得ることはできます。でも、少し意識的に動いてもいいかも。
実際に、自分の子どもが将来を考える時期に来ても、アドバイスなんかはできないんだろうけど。コーチングはできるかな。できるといいな。