コウノドリを観ると高まる感情
コウノドリのシーズン2を観ています。周産期医療の現場がテーマのドラマです。
普段はテレビドラマは観ないのですが、今は家にいる時間が長いので、観ることになりました。そして毎週ウルウルしています。
シーズン1は観ていなかったので、Amazonプライム・ビデオでダダっと観ました。こちらもウルウル。
子どもが産まれるって奇跡だな
産後間もないということもあり、出産の現場は身近な感じがします。
出産は痛い。いやはやキツイ。もうできないな、と思います。2人とも安産とは言い難かったので、なおさらそう思います。
それでも、早く産まれてしまう赤ちゃん、障害のある赤ちゃん、母親が命の危険にさらされているケースなんかをドラマで見ていると、母子ともに健康で産めたことに、有り難く思います。
第5話では、切迫早産から死産となってしまったケースが描かれました。誰にでも、そうなる可能性はある。
妊娠できたことも奇跡。産まれたことも奇跡。どんな赤ちゃんも、どんなお母さんも素晴らしい。けれど、やっぱり生きていたい。そして健康なら、なお有り難い。
何でもない日常に感謝です。
母親への理解が広まって欲しいと切に願う
ドラマでは、出産そのものに加えて、それを取り巻く環境についても描かれています。
シーズン2のはじめの方では、キャリアウーマンが産後うつになる様子が描かれました。夫の勘違いイクメンぶりや、母親の古い価値観が彼女を追い詰めていく。自分には当てはまらないのに、イライラしました。
その後には、高齢妊娠で仕事場での理解を得られない女性も登場しました。
仕事と家庭の両立は、私にとっても切実です。夫は非常に協力的ですが、それでも私が仕事を調整することが多いです。
子どもと過ごしたいという思い。仕事を思い切りしたいという思い。それ以外の活動もしたい。ぐるぐる渦巻きます。
その状況で、周りから理想を押し付けられたら、それは潰れます。
以前よりも状況は大きく改善してると思います。それでも、まだまだ声を上げていかなくては。女性が社会で活躍するってどういうことなのか、みんなで考えていきたい。
ノルウェーの男性の育児休業の取得率は9割を超えるそうです。育児休業を取らないと罰金があること、休業中に給料が保証されていることが背景にあります。
でも、それは努力なくして手に入ったものではない、とノルウェー大使館参事の方が言っていました。私たちも20年間闘ってきたのだと。
みんなで理想的な社会を考えていきたいです。自分の子育てが終わっても、社会で子どもを育てられるような活動に携わりたいです。