Never stop moving〜フルタイムワーママの日々〜

子育てしててもキャリアは諦めたくない。でも体力ないし、面倒くさがり。シンプルライフをベースに日々の工夫や思いを記録します。

野球が支えてくれたこと

私は熱狂的なカープファンです。


昨日、カープがリーグ優勝を決めてくれました!
なんと2連覇。信じられない思いです。


↑これは昨年の優勝時のもの

疲れ切った私を支えてくれたのが野球だった


不妊治療を始めた頃、私はそれまでの疲労が溜まり、ボロボロの状態でした。


仕事から帰ってソファに横たわると、もう動けません。夫は飲み会が多かったので、1人薄暗いリビングでぐったりとしていました。


気を紛らわせようにも、本を持つ気力はなく、テレビのバラエティ番組はうるさ過ぎました。リモコン持ってチャンネル変えるのもおっくう。


たまたまCS放送が見られるマンションだったので、夫が好きなカープの試合を毎日見るようになりました。うるさくなく、3〜4時間はチャンネルを変える必要がなかったからです。


次第に選手のことを親戚の子のように感じるようになりました。勝てば嬉しくて心が踊り、負ければ本当に悔しくて。


ソファに横たわり、ほとんど身体を動かせないのに、心をこんなにも動かすことができる。プロスポーツの意味ってこれだったのか!と実感しました。


テレビで、長期入院している子どもに野球選手がサプライズで訪問するような企画があります。その子ども達の喜びが分かった気がしました。


みっともなく負ける姿に支えられた


とはいえ、カープはずっと弱かったのです。私がファンになった2010年頃は、「こんなに弱くてプロ野球チームと言っていいのか?」と思うほどでした。


とんでもないところに投げてエラー。相手の球を空振り。やっと点が入ったと思えば、投手がメタメタに打たれる。


選手達は、みっともない姿をそのまま見せてくれました。たくさんのファンに野次られても、また次の日もプレーするのです。


大人になると、カッコ悪い失敗をごまかせるようになります。でも彼らは違います。弱さをさらけだして、がむしゃらにプレーしています。


野球が好きだから。


そのひたむきさに心打たれました。私もまだまだできる、と思わせてくれました。


サラリーマンの辛さを支えてくれた


カープに赤松選手という、守備と走塁が素晴らしい選手がいます。彼はホームランになる打球を、フェンスを駆け上ってキャッチしてしまいました。


これはスーパープレーとして、海外でも報じられました。


赤松選手はレギュラーではありませんでした。海外でも賞賛されるレベルのプレーができても、控え選手なのです。


その頃、私は異動したばかりで、意味もわからず上司から無視をされていました。これまで人間関係がなかったので、理由がないのです。


でも「赤松選手でさえ、腐らず前向きに頑張っているのだから」と思うと耐えられました。


結果として、その上司は降格となって子会社へ出向となり、私は同じ部署で活躍できています。


赤松選手は今、胃ガンの治療を終え、現役復帰に挑戦しています。ぜひ、プロ野球選手で初めてガンから復帰した選手になって欲しいです。


不妊治療の「待つ」時間を支えてくれた


弱かったカープ。でもドラフトで有望な選手が取れたり、素晴らしい外国人選手が活躍したりと、徐々に変化していきました。


その成長はとても嬉しいものでした。


不妊治療真っ只中。採卵日を待ち、移植日を待ち、判定を待つ、その繰り返し。どうしても鬱々とします。


気晴らしをしたくても、妊娠するためにお酒を控えたり、身体に良い食事を摂ったりしようとすると、友人に会う機会も限られます。


カープの成長は、停滞した状況を忘れさせてくれるものでした。待つしかない時間を埋めてくれました。


夫とのコミュニケーションを支えてくれる


夫は長年のカープファンです。夫婦の会話の半分くらいはカープの話でしょうか。選手の動向、昨日の素晴らしかったプレー、面白いカープ関連の記事などについて、朝から話しています。


私たち夫婦は仕事の話も結構しますが、その他にも楽しく会話できるネタがあるというのは、ありがたいことです。


趣味が一緒なので、野球観戦に行くのはもちろん、休日も試合時間に合わせて行動し、家で野球中継を見ます。


たくさん話してたくさん時間を共有できるので、仲良くいられるのかな、と思っています。


カープがあれば、歳を取っても、ずっと一緒に楽しめそうです。



ひとまずリーグ優勝はしましたが、目指すは日本一!クライマックスシリーズの日程に合わせて広島行きのツアーを予約しました。あとはチケットが取れますように!!