つみたてNISAは投資額が少なければいいかも
この1月からつみたてNISAが始まりました。年間40万円までの投資に対して、20年間非課税で運用できる制度です。投資対象は条件を満たした投資信託・ETFのみ。
現行のNISAは年間120万円までが5年間非課税です。10年間はロールオーバーできます。
現在、利益にかかる税率は20%なので、これが0%になるのは大きいです。絶対にどちらかを活用すべきです。
つみたてNISAは投資額が少ない初心者にいい
つみたてNISAと現行のNISAは両方使えません。どちらかを選ぶ必要があります。
そうなると、額が少なく、投資対象にも制限があるつみたてNISAより、現行のNISAの方がいいと感じています。
むしろ、つみたてNISAを選ぶ理由なんてあるの?という疑問さえありました。
でも、考えてみたら投資自体をしている人が日本では少ないんですよね。年間40万円よりも額が少なく投資する人なら、非課税期間が長いつみたてNISAの方がいいです。
また、どれに投資していいかさっぱり分からない、という人にとっては、金融庁があらかじめ資産形成に適していると思われる商品を選抜してくれているので、選びやすいかもしれません。
ここまでしても、投資はなかなか広がらないな
つみたてNISAが出てくることで、非課税制度が2つになり、投資に馴染みがない人にとっては余計分かりにくくなったんだろうなと思います。
金融庁の必死のアプローチとは裏腹に、「分からないから投資やーめた」になるかもしれません。
そもそも、販売する金融機関でも意識の違いが。
元々お国のものだった某金融機関では、「年末までに50万円以上投資信託を買えば豪華プレゼント!」みたいなキャンペーンがあって、唖然としました。
これだけコツコツ長期投資を国が推し進めているのに、一括投資を勧めてどうする!支店の手数料収入のノルマをこなすことしか考えてないのかな、と思ってしまいます。
やっぱり子どもの頃から投資教育をするなどして、長期でカルチャーを作っていくことが必要ですね。
少しずつでも投資を生活に取り入れる人が増えるといいな、と思います。