ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜を観てきました
知人の息子さんが出演しているため、夫に子ども達をお願いして、久々の1人長時間外出です。
久しぶりの舞台でした。子どもが産まれてからは、四季のライオンキングとしまじろうのミュージカルには行ったけれど、それ以外はなかなか。今回来られて、夫に感謝です。
ビリーが素晴らしかった!
ビリー役の加藤くん、1年間のオーディションを勝ち抜いただけあります。素晴らしかったです。バレエはもともとやっていたようだけど、タップも迫力ありました。演技も伝わってくるものがありました。
↑最後だけ写真オッケーになります。
息子にもバレエをやらせたいなと一瞬思いましたが、難しいですね。どれだけ努力したんだろう。自分の子どもでもないのに、目頭が熱くなります。
舞台にいる子ども達全員が、努力してきた
もうひとつ個人的な感想。カーテンコールの時、衣装がひとつ舞台上に落ちてしまいました。どうするのかなと思っていたら、1人の女の子がさっと拾って持ったまま踊り、頃合いを見て舞台袖に投げました。
その様子を見て、「ああ、この子は小さい頃から踊りを習って、何度も舞台に立ってきたんだろうな」と感慨深くなりました。
この舞台にいた子ども達の1人ひとりが可能性のかたまり。大きな舞台に立ててよかったね。努力が一つの形になってよかった。
子ども達の夢を応援できる大人でありたい
炭鉱で働く父と兄を持つ少年がバレエと出会い、バレエダンサーになるという夢に向かって歩き出すというストーリー。
最初に映画で見た時は、主役の少年ビリーに感情移入したけれど、今は親の視点になります。
ロクでもない田舎の、ロクでもない大人達が、キラキラした少年の可能性の前で、純粋な気持ちを取り戻す。
いいなあ。子どもが夢を見つけた時に、全力で応援できる大人でありたいと思いました。
舞台装置がかっこよかった
演出、音楽、衣装、それぞれ素敵だったけれど、目を引いたのは舞台装置でした。
ビリーの自宅、スタジオなど、ダンスに効果的に絡んでいました。バリケードシーンの迫力。タペストリーで未来図を表したり。電飾の使い方もかっこよかったです。
いつかまた、舞台をつくりたい
私は若い頃、ダンスの舞台に定期的に立つ生活をしていました。その後、素人を集めてミュージカルの舞台も作っていました。まだ舞台の世界にいる仲間も多いです。
最近、ちょうどダンスが身近だった頃のことを思い出していました。それは、不妊治療に入るために決別した世界でもありました。
ビリーみたいに立派な舞台ではないけれど。おばあちゃんになったら、また舞台を企画するというのが夢です。70歳くらいで、また仲間を作ってやりたいな。